リウマチ・膠原病の症状|気になる症状から探す

「朝、手がこわばる」「関節が痛む・腫れる」「原因のわからない発熱やだるさが続く」などの症状から、リウマチ・膠原病を心配している方もいるかもしれません。

リウマチ・膠原病では、関節だけでなく、皮膚、指先、目や口、筋肉、肺などにさまざまな症状が現れることがあります。ただし、一つの症状だけで病名を判断することはできません。

このページでは、気になる症状から関連する情報を探し、疾患・検査・治療について順番に理解できるよう整理しています。

リウマチ・膠原病でみられる主な症状

リウマチ・膠原病の症状は、関節だけに現れるとは限りません。発熱や倦怠感などの全身症状、皮膚や指先の変化、目や口の乾燥、筋肉の症状、咳や息切れなどが診断の手がかりになることもあります。

ただし、これらの症状はリウマチ・膠原病以外の病気や一時的な体調変化でも起こります。症状の種類だけでなく、いつから続いているか、どのような症状が重なっているかなどを確認することが大切です。

関節の痛み・腫れ

手指、手首、足指、膝、肩などの関節に痛みや腫れが現れることがあります。関節が動かしにくい、熱っぽく感じるといった症状を伴う場合もあります。

関節痛の原因はリウマチ・膠原病だけではありません。使いすぎや加齢による変化、けが、感染症などさまざまな原因があるため、症状の経過や診察、検査を含めて判断します。

朝のこわばり

朝起きたときに手や指が動かしにくく、握りにくい状態を「朝のこわばり」と表現することがあります。関節リウマチでは、朝のこわばりが初期にみられる症状の一つです。

一方、朝のこわばりがあるだけで関節リウマチと診断できるわけではありません。関節の腫れや痛み、症状が現れる部位や経過などとあわせて確認します。

発熱・倦怠感

膠原病では、原因のはっきりしない発熱や全身のだるさが現れることがあります。

発熱や倦怠感には感染症をはじめ多くの原因があります。関節痛、皮膚症状、筋肉痛など他の症状も重なっている場合には、それぞれを別々の症状として考えるだけでなく、全身の状態として医師に伝えることが大切です。

皮膚の症状

膠原病の中には、発疹や赤みなどの皮膚症状を伴うものがあります。

皮膚症状だけから膠原病かどうかを判断することはできませんが、関節痛、発熱、筋肉の症状などと同じ時期に現れている場合は、診察時に伝えてください。

指先の色が変わる症状

寒い場所や冷たいものに触れたときなどに、指先が白くなったり紫色になったりする「レイノー現象」がみられることがあります。

レイノー現象は一部の膠原病でみられますが、膠原病がない方にも起こることがあります。症状が現れたときの指先を写真に残しておくと、診察時の情報として役立つ場合があります。

目や口の乾燥

目が乾く、口が乾くといった症状がみられることがあります。シェーグレン病では、目や口の乾燥が代表的な症状として知られています。

乾燥には薬剤や生活環境などさまざまな原因もあるため、乾燥症状だけで病気を判断することはできません。

筋肉痛・筋力低下

筋肉の痛みだけでなく、「腕が上げにくい」「立ち上がりにくい」「以前より力が入りにくい」といった変化がみられる病気もあります。

痛みと筋力の低下は異なる症状なので、どのような動作がしづらくなったのかを具体的に伝えると診察の参考になります。

咳・息切れ

リウマチ・膠原病の一部では肺に病変を伴うことがあり、乾いた咳や息切れなどが現れる場合があります。

咳や息切れには呼吸器疾患や感染症など多くの原因があります。呼吸器症状だけで膠原病を判断することはできませんが、関節痛や皮膚症状など他の症状もある場合はあわせて医師へ伝えてください。

関節リウマチで気づきやすい症状

関節リウマチでは、手指や手首、足指などの関節に痛みや腫れが現れたり、朝に関節を動かしにくい「朝のこわばり」を感じたりすることがあります。

症状の現れ方には個人差があり、必ず最初から左右同じ関節に症状が出るとは限りません。また、関節症状だけでなく、倦怠感や微熱などの全身症状がみられることもあります。

大切なのは「この症状があるから関節リウマチ」と自己判断することではなく、症状が出ている場所、腫れの有無、いつから続いているかなどを診察で確認することです。

症状の組み合わせから考える

以下は症状と疾患の関連を理解するための一例です。症状の組み合わせだけで病名を診断することはできません。

  • 朝のこわばり + 関節の痛み・腫れ 関節リウマチなどでみられることがあります
  • 目・口の乾燥 + 関節痛など シェーグレン病などでみられることがあります
  • レイノー現象 + 皮膚の変化 全身性強皮症などでみられることがあります
  • 肩・太ももの痛みやこわばり リウマチ性多発筋痛症などでみられることがあります
  • 筋力低下 + 皮膚症状など 多発性筋炎・皮膚筋炎などでみられることがあります
  • 発熱 + 関節・皮膚など複数の症状 さまざまな膠原病・リウマチ性疾患でみられることがあります

症状だけで病名は決まりません

リウマチ・膠原病の診断では、症状だけを見るのではなく、症状がいつからどのように現れたかという経過、診察で確認できる所見、血液検査・尿検査・画像検査などを組み合わせて総合的に判断します。

例えば、関節痛や朝のこわばりがあっても関節リウマチとは限りません。一方で、特定の血液検査が陰性であることだけを理由に、すべてのリウマチ・膠原病を否定できるわけでもありません。

「自分に当てはまる症状の数」で自己診断するのではなく、症状の経過を整理して相談することが大切です。

診察の前に記録しておくと役立つこと

  • いつ頃から症状が始まったか
  • どの場所に症状があるか
  • 朝・昼・夜など時間帯で変化するか
  • 痛み、腫れ、こわばりなど、どのような症状か
  • 発熱、皮膚症状、乾燥症状など他の症状もあるか
  • 日常生活のどの動作で困っているか
  • 目で見て分かる症状は写真に残せるか

症状は診察時には軽くなっていることもあります。発疹や指先の色の変化、関節の腫れなど、目で見て分かる変化は、無理のない範囲で写真に残しておくと経過を伝える助けになる場合があります。

症状について動画で詳しく見る

藤本潤先生が、朝のこわばり、関節痛、発熱、レイノー現象、筋肉の症状などについて動画で解説しています。気になるテーマからご覧ください。

リウマチ・膠原病の症状についてよくある質問

主な参考情報

  • 一般社団法人 日本リウマチ学会「リウマチ・膠原病を心配したら」
  • 公益財団法人 日本リウマチ財団 リウマチ情報センター「関節リウマチの症状」
気になる症状があれば、専門医にご相談を
診断・治療について不安を感じたら、まずは専門クリニックへ。
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